東京ヒロリンの ひとくち、食べてみ!

 おいしい記憶は、毎日の気持ちの記録。オレさまレシピもご紹介。
 

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節分の晩ご飯。救世主の名は梅干し。

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節分
ツレアイから「恵方巻買ったよ」とメールが。
恵方巻っていつの間にか、全国ネットになりましたね。
元は関西の風習ということになっているようですが、神戸出身の僕が小学生の頃(おそらく30年くらい前...)に突然現れた新しい風習だったように記憶しています。きっと関西のどこか一部の地域の風習だったんじゃないでしょうか。

晩ご飯に恵方巻を買ったってことは、「晩ご飯は和食にして」という指令に違いないと思いましたので、念のため「ほかに何か食べたいの?」と返信すると、「の丸干し、卵焼き、お吸い物」とこれまた明確な要望が。
の丸干しは「節分だから」ですよね。行事や伝統を楽しむのが本当に好きな人だなあと感心します。

というわけで、晩ご飯の支度は出汁を引くところから。
すまし汁って出汁の旨味が命。
昆布と鰹で、と思ったら鰹を切らしてました・・・。
鰹の代わりに出汁パックをつかったら、なんだか旨味が足りません。
どうしようかなあと考えて、梅干しをひとつ落としたら、塩味と酸味がいい具合です。
味がしまらなくて困ったときには、梅干しと柚子で決まりです。
具は、里芋と椎茸と三つ葉。

恵方巻は、本来ならどっかの方角を向いて、無言で一本丸かぶりにすべきものなんですが、
食べにくいので切り分けました。この方が、食べやすくて断然おいしいと思います。

ほかには、の丸干し、だし巻き(失敗したので簀巻きで形成)、冷や奴。
うっかり野菜不足な献立でした。

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7名限定のクリスマスディナー

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クリスマスディナーは、CATくんとYOTHYが持ってきてくれる豪華なシャンパンに合わせて、ファンシーなフルコースをご用意。一度に作れる量や食器の数を考えて、7人限定のディナーです。

ちなみにクリスマスということで、原価計算は一切無し。
食材も選りすぐりを奮発です!
ビバ!築地!
ビバ!フードショー!
ビバ!クイーンズ伊勢丹!

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前菜:スモークサーモンと芹
watanabe風の柿と金柑のサラダ、トリュフ風味のキャベツ オーブン焼き

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一皿目:ラザニア 牛もも肉のラグー&カリフラワー入りベシャメルソース

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二皿目:かわはぎ、めばる、たら、ムール貝の白ワイン蒸し アクアパッツァ風

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三皿目:子羊のロースト ミントビネガーソース&ディジョンマスタード添え
付け合せはジャガイモと紅玉りんご、クレソン


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デザート:しろたえのクリスマスケーキ&チーズケーキ(AKちゃん担当)
プチガトー:ヨコハマフランセのミルフィーユ(KMKT担当)
コーヒー、紅茶




どうだ!これでもかっ!と言わんばかりのちょっとやりすぎなメニュー構成で、小っ恥ずかしい気がしないでもないですが、おいしいものを作るとスッとする!!
ご飯を囲んでお酒も入り、わいわい話しているとクリスマスの夜は楽しく更けてゆきました。


我が家でのパーティーは、今年はおそらくこれが最後です。
今年、うちに遊びに来てくれたみなさん、どうもありがとう。
来年も遊びに来てね。

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11月の誕生日会

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ずいぶん長くこのブログを放置していましたが、閉じたわけではありません。
無理せず地味に続けて行こうと思っています。とまずは言い訳など。

11月は誕生日の友達が多くて、シューゾー、ヒデちゃん、アレハンドロ、ジンペーの4人合同の誕生日会を開きました。ま、誕生日というのは言い訳であって、久しぶりに大きなパーティーがやりたかったんだけというのは内緒です。

なんとなく呼びたい人たちに声をかけていたら、いつの間にか人数が膨らんでしまい、ゲストリストは30人を突破。バルコニーも解放とはいいつつも、11月はずいぶん北風も冷たくて、室内に30人も入るのか???雨が降ったらどうなるの???なんて心配もしましたが、空も晴れて、意外と何とかなるもんですね。
否応無しに、人と人との距離が近くなるので、初対面でもおしゃべりに花が咲くという効果もあったと思われ、みなさん自分の場所をうまく見つけて楽しんでいただけたんじゃないかと。

友達の友達がまた友達になって、人の輪が広がっていくチャンスを作るというのが、僕がパーティーを開く一番の理由。ケータリングを頼めばもっと簡単にできるような気がしますが、ホームパーティーって手作りのご飯や持ち寄りのおいしいものが、一人一人の顔をつなげるきっかけとして重要な気がします。
もちろん、手作りの方が安く食べて、たくさん飲めるというのもポイントです。

要は、来てもらった人たちみんなに楽しかったね、といってもらえるような場であれば、何でもいいですけどね。
年に一回くらいこういうパーティーができたらいいな。
いやいや、準備の大変さを考えると、二年に一回くらいでもいいか・・・

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シューゾー、ヒデちゃん、アレハンドロ、ジンペー、
誕生日おめでとうございました。


今回のメニュー
・ナッツ&レーズン
・野菜スティック 三種のソース
・二種の白身魚のカルパッチョ
・豆とパスタとリンゴのサラダ
・葱と鶏肉の和風グラタン
・チキンとポークのBBQ(炭担当:ジンペー)
・ひき肉のカレー
・チーズとフルーツ
・ロールケーキのピラミッドでバースデーケーキ
・ちかちゃんお手製のチーズケーキ
 その他、お持たせのお品の数々
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ソウル・フード・ソウル その9 最終回:眼からうろこの韓定食

友達づての現地の方が、仁寺洞の外れにある店に連れて行ってくれました。
路地裏にある古民家を改装した料理店です。韓国語しか書いてなかったので、名前も住所もよくわかりません。、

韓定食というとちょっと古くさい宮廷料理だと思いこんでいたのですが、現代風に洗練された、とてもすてきなお料理でした。韓国料理らしく、たくさんの品数でお腹いっぱいです。

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野草のサラダ、蒸し豚と野菜の和え物、チゲとナムルやキムチ
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かぼちゃのお粥、カルビの焼肉
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蓮の葉で包んで蒸し上げたおこわ


日本の懐石料理との大きな違いは、一つ一つの料理が原色&カラフルで、見た目も味もパンチが効いているってことでしょうか。辛さは期待を空振りさせるほどマイルドで、韓国料理=辛いって公式は全く成り立っていません。20年以上前に始めて釜山に行った時に比べると、世界中から集まる人たちが食べてもおいしいと感じられるような、ずいぶん洗練された味覚になってます。ここにもグローバル化。もちろん、昔からのベタな味は、市場や家庭や、近所の馴染みの食堂には、しっかり生き残っているんだと思います。

韓国料理って焼肉以外、世界進出は難しいのでは?と思っていたけど、いやいや、これからは伝統料理が注目されてくることでしょう。

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ソウル・フード・ソウル その8:プゴグッチプ・ムギョドン・トジュッコルで朝食を

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ガイドブックに「朝食にぴったりのプゴク」と書いてあったので、朝八時にタクシーを乗り付けました。
プゴクとは、干した鱈を使ったスープです。
ずいぶん昔に食べた記憶では、生臭いというか乾物臭いというか、干し魚独特の臭みがあり、干しダラの身はゴワゴワした繊維状だったような。つまり苦手な食べ物という認識だったんですが、ここでも今までの思い込みは覆されるのです。

この店もメニューは1つだけのようで、テーブルに座ると自動的にスープとおかず、ご飯が運ばれてきますから、韓国語ができなくても全く問題ありません。日本人観光客にも人気の店だからでしょうか、言葉わからない我々にも笑顔で、オバチャンが身振り手振りで食べ方を教えてくれます。

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葱と胡麻、ごま油を合わせたアミの塩辛は、ご飯に乗っけるとめっちゃうまい!!おかわりしちゃいました。
テーブルには韮の和え物やキムチがたっぷりセットされていて食べ放題。

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スープは大きな鍋で煮込まれていて、ステンレスの丼にたっぷりよそわれます。
このスープの優しい味ったら、近所のおじさんたちが朝ごはんを家で食べずに、この店まで通ってくるのも納得です。

干しダラの出汁は脂もなく、さっぱりヘルシーで寝起きの胃にもやさしい。
鱈の身もふわっとしていて、喉に引っかかるような繊維感は皆無です。
日本で食べたあの干し鱈のスープはいったいなんだったんだ????
それともこの名店のスープが特別なの????

鮑のおかゆも美味しかったけど、朝ごはんにどっちかひとつ選べと決断をせまられたら、僕は間違いなくこの干し鱈のスープを選びます。もう一回朝食があったら、もう一度ここで食べていただろうな。

ソウルに来たら、早起きしてプゴグッチプ・ムギョドン・トジュッコルに行くべしです(早起きしなくても食べられます)。

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プゴグッチプ・ムギョドン・トジュッコル(看板には「ムギョドン・ブッオクッチプ」とカタカナ表記)
북어국집 무교동 터줏골
ソウル特別市中区(チュング)茶洞(タドン) 173
서울시 중구 다동 173
02-777-3891
月-金7:00-20:00/土日7:00-16:00
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ソウル・フード・ソウル その7:タッカンマリをただの鶏鍋と思うなかれ。『陳玉華ハルメ元祖タッカンマリ』

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ソウルで絶対に逃しちゃならない食べ物は何かと『韓国ツウ』たちに尋ねると、8割の確率で出てくるのが『タッカンマリ』です。『タッカンマリ』とは『鶏一羽鍋』という意味らしく、みなさんの説明を聞いても、ガイドブックの解説を見ても鶏一羽まるままを煮込んだ鶏鍋ということはわかるんですが、所詮は鶏鍋なんですよね?サムゲタンよりずいぶん普通に鶏鍋なんですよね?と思えてきます。でもみなさん「ほんとにメチャウマ。食べたら感動するから!」と、熱狂的に語ってくれるのです。

東大門の交差点から川沿いに少し歩き、路地ずうっと奥まで入ったところにSNちゃんおすすめの店『陳玉華ハルメ元祖タッカンマリ(チンオックァハルメ ウォンジョ タッカンマリ。以下 陳ハルメ)はありました。似たような名前のいろんな店が競い合っているようで、どれが一番というよりは、どれが好みかで選ぶべきなくらい、同じタッカンマリといっても、店によって味が違うのだそうです。

で、この陳ハルメ。入った瞬間に失敗した・・・と思いました。
熱々の鍋を食べるというのにエアコン無しです。窓全開で、テーブルごとに巨大すぎる扇風機がブンブン回っているだけ。夏のソウルの夜は、東京に負けず劣らずの蒸し暑さ。巨大な扇風機の風が顔面直撃で座っているだけでイライラします。

それでもなんとか踏みとどまり、皆さんの言葉を信じてテーブルに着くと、注文を取ることもなく、鍋がドーンとおかれ、オバチャンがコンロに火を付けて去っていくんです。ペラペラのアルミ鍋の中は確かに鳥がまるまる一羽入っていて、なぜかジャガイモの輪切りがグサリと刺さっているほかは、葱がちょっぴり散らしてあるだけの貧相さ。どう見てもただ具の少ない鶏鍋です。

セルフサービスの水とキムチを自分で取りに行き、ビールを頼み、沸騰してくるまで鍋を眺めていましたが、食べ方がよくわかりません。どうも調理も食べ方も完全セルフサービスのようです。周りを観察すると、赤いタレを付けて食べるらしいのですが、このまるごとの鶏をどうすればいいのか・・・。忙しそうに走り回るオバチャンを呼び止め、どうやって食べたらいいの?と精一杯の身振り手振りで困った顔をしてみたら、テーブルにあった唐辛子ダレ、醤油、酢、辛子を合わせてタレをつくり、鶏をハサミでチョキチョキ解体してくれました。この間、おあいそ的なもの一切なし。物を知らないかわいそうな日本人め、めんどくさい・・・。ということなのかと不安になりましたが、韓国人に対しても説明するのは面倒くさそうで、完全セルフサービスというのがポリシーなだけのようです。


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キムチとニンニクも加えてさらに煮込むと、準備完了。
ま、鶏鍋でしょ?と高をくくりながらひとくち食べたら、あとは無言です。
しっとりと煮上がった鶏肉に、旨みたっぷりのスープ。合わせダレをつけるともう、やめられれない止まらない!

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食べ始めてしばらくの間、「めっちゃおいしい。来てよかった」しか言っていなかったと思います。

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餅もすすめられましたが最後は『クッス』(うどん)で〆。
うどんの前にスープを足してくれましたが、うどんを食べ終わる頃にはスープもほとんど空っぽです。

鍋自体はぜんぜん辛くないので、唐辛子が苦手な人もOK。
辛いものが好きならタレを辛くすればいいのです。
食べ終わる頃には汗だくで、はじめは苦痛でしかなかった強力扇風機が快感に変わっていました。

タッカンマリをただの鶏鍋と思うなかれ!
ソウルに来たらタッカンマリを食うべし!
騙されたと思って食うべし!

こうやってまた、熱狂的なタッカンマリ信者が誕生するのです。
というわけで、今日のエントリーは文章長すぎだな・・・。

二人で鍋一つ、ビール、焼酎を頼んで30000ウォンは激安!

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陳玉華ハルメ元祖タッカンマリ
(チンオックァハルメ ウォンジョ タッカンマリ/진옥화할매원조닭한마리)
ソウル特別市 鍾路区 鍾路5街 265-22(서울특별시 종로구 종로5가 265-22)
電話 02-2275-9666
営業時間  10:30~翌1:00(ラストオーダー23:30)
darkhanmari.co.kr
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ソウル・フード・ソウル その6:日用雑貨と屋台の広域市場(カンジャンシジャン)

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スーパーマーケットはお土産を買うのにベストですが、お行儀よくグローバル化された陳列棚から文化の本性を読み取るのは困難かもしれません。その国の普通の暮らしが知りたいと思ったら市場に行くべきです。

広域市場(カンジャンシジャン)は、観光色やファッション性なんて皆無の、日用品の問屋街のような市場です。大小様々なキッチンツールが集まっている金物屋、無地の木綿や麻布を反物で何十種類も売っている布屋、カラフルな夏布団を山のように積み上げた布団屋、ちょっと日本では着れなさそうなオバチャンスタイル専門の服屋などなど、ベタベタの韓国を垣間見ることができます。金物屋はかわいい掘り出し物が沢山あるので必見です。

市場で働いているのはほとんどがオバチャンで、言葉がわからない客であっても、パワフルな売り込みに手加減はありません。でもね、言葉が通じなくて身振り手振りだけでも、

「おいしいから買ってよ!」
「いらないよ」
「ほんとにおいしいから味見してきなって」
「うん、おいしいね」
「じゃ、箱に詰めようか」
「いやいや、また明日くるから、今日はいらないって」

っていうやりとりは成立するし、結局買わずじまいだったとしても、市場のコミュニケーションはお互いに楽しく成立しているみたいです。日本語と韓国語とジェスチャーと笑顔で、お互いに何を言っているのかはだいたいわかっちゃうもんですね。

キムチ屋さんのオバチャンは何種類ものキムチや塩辛を僕らに味見をさせたあと、「じゃ、明日来てよ。約束だからね!」って笑いながら見送ってくれたのでした。去り際に、僕が持ちにくそうに抱えていたポスターのロールを見て、「これに入れていきな」って、特大サイズのレジ袋まで持たせてくれる気前の良さが、韓国のオバチャンのステキなところです。

韓国の実態経済は、オバチャンたちで回っているはずです。
絶対そうだと確信できるくらい、オバチャンたちは朝から晩まで熱く熱く働いているのです。

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熱気にやられそうになったら、韓国の冷たい甘酒(たぶん麹でできてる)『シッケ』をゴクリと飲みましょう。プラスチックの冷蔵容器の中で、ぐるぐる回っている米粒入の飲み物です。砂糖の甘さとは違うすっきりとした甘みが、喉を潤してくれます。
一杯1000ウォン。

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ご飯時になると屋台がズラリと並ぶので、食べ歩き探検にも絶対オススメな市場です。
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ソウル・フード・ソウル その5:お祝いのお餅

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景福宮と昌徳宮の間に位置する北村(ポクチョン)は伝統的な韓国の街並みを残しつつ、おしゃれなカフェやアートギャラリー、最新ファッションや雑貨店などが集まっていて、東京で例えるならば代官山みたいなオシャレ文化発信エリアです。

大通りから細い路地に入り、急な階段を登って行くと住宅地になるのですが、陶芸展のポストカードを飾っている小さな店を見つけました。「見せてもらっていいですか?」と日本語で話しかけると、「どうぞどうぞ。今日がオープンなんです」ときれいな日本語でマダムが招き入れてくれました。実は陶器屋さんではなくて、柿渋染めの布を使った服や小物を売るギャラリーショップで、マダムのお姉さんが染めた布なんだそうです。

僕が訪れたタイミングは、お友達が集まってオープニングのお茶会が始まるところで、ちょうどお祝いのお餅が振舞われる瞬間でした。マダムとお姉さんがぜひにと薦めてくれて、お祝いの席のご相伴に預かることになったんです。マダムは京都で勉強していたこともあるそうで、日本語はもちろん堪能で、日本の陶器にも詳しく、いろいろ楽しいお話しを聞かせてもらいました。

で、本題のこのお餅。ツートーンカラーの手毬の形をしているのはヨモギを使っていて、中にはちみつと胡麻のシロップが隠れています。むにゅっとした食感をのお餅を噛むと、中から甘いシロップが出てきて、ヨモギの爽やかな香りと合わさってもう美味しいのなんの。白い方のお餅の中には、甘くない小豆の餡が入っています。小豆はちょっと固めで、ポロポロしたドライな餡です。甘いお菓子が苦手な人にも大丈夫ですね。いままでにも韓国のお餅は食べたことはありましたが、この洗練度はベスト。見た目にも美しく味も繊細。まさに棚からぼたもちをいただきました。

韓国の伝統菓子って甘みを抑えた素材の味を楽しむものがたくさんあるようです。今回はあんまり食べられませんでしたが、食事だけでなく、お菓子にも、韓方(『漢方』の韓国版)の思想が今も色濃く反映されているんだと思います。


お餅を盛った器もすてきだったので、どこで買ったのか聞いてみたら日本でした。韓国のお餅と日本の陶器の組み合わせはとても自然で、美しい調和がありました。

国対国の話題になると緊張が伴うことも少なくない韓国と日本ですが、個人と個人、文化と文化の関係においては、すごく近いものを共有しているんだなと感じます。


丘の上の住宅地から北村を見下ろすと、斜面に立ち並ぶ家の庭で、おばあさんがフキの下ごしらえをしていました。首都ソウルの街角なのに、日本の原風景を見たような懐かしい気持ちになりました。


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ショップカードをもらってくるのを忘れちゃったのでお店の名前はわかりません・・・。でもマダムのお名前は「陳さん」のはずです。トタン屋根の上に丸い看板で『陳』と書いてあるのが目印です。もちろんお餅はこの日だけのスペシャルですが、韓国伝統の麻布と柿渋染めがすてきですよ。後日、この陳さんが『知り合いの知り合いの友達』だと判明したのにはビックリ!「日本人がオープニングの日にやってきて、お餅食べてったのよ」って『知り合いの知り合い』に話したというエピソードが、まわりまわって僕の耳にも伝わってきました。世界はやっぱり狭いです。陳さん、おいしいお餅をごちそうさまでした。


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ソウル・フード・ソウル その4:カンジャンケジャンはワタリガニの醤油漬け 『真味食堂(チンミシッタン)』

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韓国に行ったら絶対に食べようと思っていたのがカンジャンケジャン。
SNちゃんからの情報で、『真味』という専門店に行って来ました。メニューはカンジャンケジャンひとつだけ。
テーブルに通されたら、自動的に人数分出てくるっていうシンプルさなので、日本語が通じなくても問題ありません。

13時ごろランチに行きましたが、ご馳走を食べに来た!っていう晴れやかなムードいっぱいの家族連れやカップルが客の中心で、日本人は我々の他には現地の人に連れて来てもらったと思しき一組だけでした。

ワタリガニが一番美味しい季節に新鮮な状態で冷凍したものを使っているらしく、一年中おいしいケジャンが食べられるのがこの店の売りだそうで、オレンジ色の味噌がいっぱいのワタリガニは臭みもなく、ねっとりとろりとした舌触り。本当に甘いのです。醤油漬けなので、上に散らされた青唐辛子さえ食べなければ、全く辛くありません。

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こんなふうに、カニの甲羅にご飯を入れて、カニ味噌とまぜまぜして食べると、もう贅沢☆贅沢☆。
カンジャンケジャンの味って、新鮮なウニに似てる!

韓国料理はメインの料理を頼むと、いろんなおかずとご飯、スープ(チゲ)が付いてきます。
ここも、カンジャンケジャンの他に、沢山のおかずでテーブルが埋め尽くされます。それがもうどれもおいしいの。

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ココでの作法は、できたものからどんどん並べられるので、食べたいものを食べたい順番で食べればいいみたい。
熱々の蒸し焼き卵(ケランチム)とスープ(ワタリガニのチゲ?)はあとから追っかけで出てきましたが、これは単に調理手順の問題のようです。
唯一決まっているのは、『ヌルンジ』という『おこげご飯のお茶漬け』みたいなのを、食事の最後に口直しとして食べるってことくらい。ざるそば食べたあとにそば湯を飲むのと似ています。

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日本では貝って刺身か酢の物くらいしか生で食べないけど、牡蠣を唐辛子たっぷりで塩辛にしたのも旨みたっぷりでおいしいです。真っ赤だけど、韓国の唐辛子は辛味より旨味と香りが豊かなので、見た目ほどは辛くありません。でも夏に生の貝(それも塩辛なので、ちょっと寝かせた感じ)を食べるのはちょっと勇気が入りますが、少なくともココで食べたのは全く問題ありませんでした。もちろん、カニも生だけどお腹壊したりはしなかったのでご安心を。

小皿で出された中に、珍しい海苔があったので紹介します。
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限りなく海から取ったままっぽい、うすーいフワフワの海苔です。海苔の種類が違うのかな。磯の香りがフレッシュで、普通の海苔と重ねてご飯を巻いて食べると、海苔バンザイ!って目をまん丸にしちゃう美味しさ。

お店は完全な韓国式食堂なので、入るとき一瞬躊躇するかもしれませんが、店の人に笑顔で人数を告げれば(日本語とジェスチャー)席に案内してくれます。人気店みたいなので、できるだけ予約したほうがよさそうです。
一人前、たしか30000ウォンちょっと(カードで払ったので、この日のレートで2500円くらいだったかな)。日本円で考えて、この内容なら間違いなく安い!のですが、韓国の物価から考えるとずいぶんな高級料理ですよ。

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真味食堂
ソウル特別市 麻浦区 孔徳洞 105-127
서울특별시 마포구 공덕동 105-127
電話番号 02-3211-4468
営業時間 12:00~15:30(ラストオーダー14:30)、17:00~21:30(ラストオーダー20:30)
http://www.konest.com/contents/gourmet_mise_detail.html?id=2876



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ソウル・フード・ソウル その3:朝食は鮑のお粥『松竹』

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ソウルの料理屋は朝7時からとか24時間営業とか、けっこうあります。ホテルのビュッフェでトーストなんか食べてる場合じゃありません(僕の泊まったホテルは激安だったので、朝食なんて付いてませんけどね)。

ソウルの朝食としてどうしても食べたかった鮑のお粥(チョンボッチュッ)。素直にガイドブックにしたがって、お粥専門店としてはソウルで一番の老舗だという『松竹』に行きました。ホテルからタクシーで乗り付けます。ソウルのタクシーは安いので、市内中心部なら端から端まで30分くらい走っても1000円以下です。

松竹はシンプルで小ぎれいなお店で日本語も通じるので、朝のぼんやりした頭でも安心。
肝入りの鮑粥と松の実のお粥をオーダーしました。

写真の緑色っぽいお粥が鮑粥です。肝の色がこんなふうなんですね。
卵を潰して全体をよく混ぜて食べます。ねっとり系のお粥で、煮込みすぎた雑炊に近いです。鮑は細かく刻まれていてツブツブがあるくらい。旨味はしっかり濃厚で中国のお粥とも違います。鮑だからといって味自体に派手な贅沢さは感じませんが、朝にはピッタリのメニューです。体調崩した時、白粥じゃなくてこのお粥だったら元気出るな。

韓国料理は1品1品が色がはっきりしているので、テーブルの上に料理が並ぶととても色鮮やかです。
水キムチのピンクは、赤キャベツの色だそうで、色の説明をしてくれたということは、日本人はこのピンクの発色に人工着色?とビビるんだろうな。

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松の実のお粥はすべてすり潰されていて、ペースト状になっています。こちらも卵黄を混ぜまぜして食べます。松の実のちょっとクセのあるナッツ風味が香って、ちょっと塩を振って食べると味がしまってけっこうイケます。

IMG_9800.jpgうめ

韓国料理には必ずおかずが数品付いてきます。水キムチはピンクの汁がメインで、スプーンですくって飲みます。キムチ、タコの塩辛、ホタテの紐の塩辛、もやしのナムルがおかずとして供されますが、壁に張り紙してあったおみやげ用の梅の味噌漬けが気になったので味見できるか聞いてみたら、快く出してくれました。カリカリにつけ込むのが難しいそうです。ちょっと酸っぱくてピリ辛なので、酒の肴にもいいかも。

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なぜお粥専門店のメニューにあるのかはよくわかりませんが、桑の実ジュースと生人参ミルクシェイクも頼んでみました。桑の実はちょっと渋みがあってザラザラしていますが、ベリー系で安心の味。
以外だったのは生人参(朝鮮人参です)のミルクシェイク。蜂蜜で甘みが付けてあって、人参味もすごく爽やか。もしどこかで見つけたら、恐れずにトライしてみてください。日本円にすると、たしか一杯500円しないくらいです。

昨今の超円高のおかげで、韓国では何を食べても安く感じます。
なので、今回の旅行ではいくらだったかいちいち確認せずオーダーすることが多かったので、このお粥がいくらだったか、よく覚えていません。二人で3000円も払ってないんじゃなかったはずです。
もちろん、韓国の金銭感覚では高級な朝ごはんですが、滞在時間1.5日の円高観光客にとっては恐れるに足りません。ソウル、ガツガツ食べます。

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お店はこんな通りにあります。

松竹(ソンジュッ
ソウル市 中区(チュング) 筆洞1街(ピルドンイルガ) 3-1
住所(韓国語)서울시 중구 필동1가 3-1
02-2265-5129
7:00-22:00※土、日、祝は15:00まで。


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ソウルは夜更かしの街。午前中はお店もあまり開いてないので景福宮(キョンボックン)へ観光に。
基本的な構造は京都御所と同じ。日本と韓国は同じ中国文化の中にあるんだな。
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