東京ヒロリンの ひとくち、食べてみ!

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浅草 牛鍋 『米久本店』

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「誘われたら、可能な限り参加」というのが今年のテーマ。
2009年は、流れに身を任せて、漂流してみるのがいいんじゃないかという予感なのです。

というわけで、仕事関係でお世話になっているお姐さま方(?)にお声かけいただき、浅草で開催された「乙女会」という集いに参加してきました。

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浅草の米久は、明治から約100年の歴史を持つ牛鍋の老舗。ということなのですが、ウェブをいろいろ調べても、その歴史についてきちんと書いてあるところは見つかりません。もちろんホームページも存在しません。同じくらいの歴史を持つ高級ブランド店『今半』とは対照的です。ある意味、この時代に対する無戦略さが、ホンモノの浅草らしさともいえるでしょう。


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下足番のいる玄関。2階に上がる急な階段。広間に並ぶお膳。まぶしいくらいの蛍光灯。
ザッツ昭和!な店内に、作為的な雰囲気作りは皆無。大衆にとってご馳走といえば「すき焼き!」であった時代がそのままなわけです。


ところで、ここは『すき焼き屋』ではなくて『牛鍋屋』なんですね。
なんとなく『牛鍋』っていうと、江戸っ子っぽく聞こえますし、この語感も浅草観光客気分を盛り上げてくれます。

メニューは牛鍋、ご飯、みそ汁、お新香と飲み物しかないので、選ぶのは肉を『上(赤身多め)』にするか『トク(霜降り)』にするかだけ。潔い江戸っ子にはぴったりのシステムです。
そういえば、東京に来て9年目に入った僕ですが、東京で牛鍋すき焼き)を外食するのはこれが初体験。関西人にとってはいろいろと驚きがありましたので、この記念すべきイベントをきちんとレポートしておきます。

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牛鍋用鍋は浅い。
いわゆるすき焼き鍋とは別物です。割り箸の長さを基準に見てもらえるとわかると思いますが、直径も小さく、これで最大4人前まで対応というのにまずびっくり。

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作り始めだけはお店の人がやってくれるので、手順をじっと見守ります。
コンロに火をつけると、なんとまず野菜から投入!醤油と砂糖で肉を焼くところから始める関西人としては、「オーノー!」と叫びたくなるのをじっとこらえます。ここは江戸。郷に入っては郷に従えでしょう。

野菜は、ネギ(白ネギ)、焼き豆腐、しらたき、春菊だけとシンプルな構成。しらたきが中央にセットされたところで、肉が並べられます。(おい肉よ!それでいいのか!?と呼びかけたくなるのをじっと我慢して見つめるのみです)

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そして江戸風の決定打、割り下の登場です。じょぼじょぼじょぼじょぼと全体に回しかけると(関西人はここで小さく息を飲みます)、この鍋の秘密が明らかになるのです。小さくて浅い鉄鍋は温度がすぐに上がるので、割り下は一瞬にして沸騰します。つまり、時間をかけずに野菜や肉を煮上げることができるというわけです。小さな鍋に入る具材は必然的に食べる分ずつ投入するしかなく、人気のない具材が鍋の中で煮詰まっていくということとも無縁です。おいしい瞬間を逃さず半ば強制的に食べさせるとは、やるじゃないか、牛鍋用鍋!

この優れものの牛鍋用鍋ですが、心すべき点があることを、僕は初回にして発見してしまいました。
それは、この「すぐに煮える」という、という牛鍋用鍋最大の利点に起因します。

すなわち、すぐに沸騰するということは、どんどん水分が蒸発し、あっという間に鍋の中が干上がってゆくのです。なので、割り下と水(特別な名前が付いていたが失念)をこまめに足して、味の濃さと水分量をコントロールし続けないと、理想的な牛鍋コンディションは維持できません。油断せずに鍋を管理し、タイミングを逃さず勢いよく食べる。「おしゃべりしながらのんびり」とは真逆な牛鍋は、なんともせっかちな江戸っ子らしい食べ物ではありませんか。


牛鍋(上)5人前@3160円、追加で肉を上とトク各1人前、追加野菜1人前、ご飯・みそ汁・お新香が各3人前、ウーロン茶3杯にお銚子4本で28000円は、牛鍋/すき焼き店としては、リーズナブルな値段でしょう。お肉もなかなかおいしかったです(追加のトクは1人前が3枚で3150円)。

ただ、おいしい牛鍋/すき焼きを食べることを第一目的にするのなら、いい肉を買ってきて、家で作って食べるのが一番です。牛鍋/すき焼きは、お店と家庭で味に決定的な違いが現れにくい料理ですから。(我が家のすき焼きは2009年元旦の晩餐を参照 ※味付けを担当しました)

浅草観光の1つとして、昭和の建物や雰囲気、江戸っ子気分を楽しむというのなら、おすすめのディナースポットです。


米久本店
03-3841-6416
http://gourmet.yahoo.co.jp/0000738964/M0013001839/
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